魔法帝国 〜外伝〜
原作:龍天雷
作者:物真似
中国語版通訳:嵐
中国語版リンク:中国語/BIG5日本語



キン、キン、コン、… うわー

星「くそ、倒しても倒してもキリがない」

森の中で追い手を倒しながら、次の町に向かう三人組。

月「もう少しで終わると思うわ。 もう少し頑張って」

口を動かしながら、4,5人を魔法でたおした。

雷「ったく、こんなことなら森なんで通らない方がマシだ」
 
 

そう、全ては数ヶ月まえ、星たちが初めてメイジを倒してから・・・
 
 

メイジ「わしに歯向かう事がとうなるが、その身をもって思い知るが良い」

メイジは強力な魔法を放った。

トッカン

大きな爆風と共に、星たちは消えた

メイジ「ふっはっはっは、 思い知ったか・・・ なに!?」

しかし、メイジの思い通りにはならなかった。
月は強力なバリアを放ち。 
自分と仲間におろか、建物でさえ傷一つもなかった。

雷「月っ なぜやつの塔まで守る?」

月「これは、村人たちの血と涙の結晶よ! 壊しじゃいけないわ」

メイジ「わしの魔法を完全に防いだだと・・・ まさか!!」

しかし、メイジはこれ以上喋ることはできなかった。
なぜならば、星は既にメイジのトドメを刺した。

メイジ「馬鹿な・・・わ、わしの結界・・・をすり抜けるなんで・・・」

星「メイジスレイヤーをなめるな!」

メイジスレイヤー、この世で全ての結界を破壊できると言う伝説の剣
星たちは今、初めて村を苦しむメイジを倒した。

星「あの世に自分が犯した罪を償うがいい」

メイジ「・・・救世主でも・・・なった・・・つもりが・・・くぶ・・・
ぬしらこそ・・・おのれが・・・犯した過ちを・・・・・・悔やむがいい・・・一生でな!! くわーーー

雷「やったぞ。 俺達がついにメイジを倒したぞ。」

月「でも、本当にこれでよかったかしら?」

月はメイジの死体を見つめていた・・・

星「そうだな・・・幾ら悪人とは言え、そのまま死体を放置するのもよくない。 月、たのむ」

月「うん、わかった。」

月は魔法でメイジの死体を燃やし、その灰を風で運んだ。
その後、星たちは村人の盛大なもてなしを受け。
そして次の日に、メイジに苦しむ村を助ける旅に出た・・・・・・・・・

数ヶ月後、既に十数人のメイジを倒した彼らに
メイジによって差し向けた無数の追い手と戦っていた。
これは、星たちがマジックキングタムにとって無視できない存在になった事のあかしでもある。
星たちはこれで、各地の人々に勇気に与え、立ち上がり事を望み、
民衆自ら悪の根源、5人のマジックマスターに立ち向かう事を・・・
 
 

雷「ふう、どうやらもういないらしい」

ようやく辺りのおいてをかたついた雷は一息をした。

雷「しかし、キングタムの奴らも焦ったな。 俺たちをしとめる為にソーサラーまで使うなんでよ。」

月「そうね。 しかもソーサラー小隊まで出してる・・・」

三、五人のソーサラーで構成するソーサラー小隊は、一個戦士大隊をあっという間で全滅する戦力を保有している。
たとえ王国騎士団でも引けも取らない言う、マジックキングタムの主力部隊。

雷「それなりに俺たちも有名って事さ。 この際、ここで一休んで、町のメイジ共に不安させようぜ。」

星「雷、休むのはまだ早いぞ。 早く次の町へ向かわないとまだ罪のない犠牲者が出る。」

雷「でもよ、ここで倒れたら元の子のないだぜ。」

ソーサラーが追い手になった以来、夜に見張りが必要になった。
しかし、幾ら星と雷が代わって見張っても、魔法で結界を張れるのは月一人しかない。
つまり、月はまったく休んでないど同然。
町に住み着くメイジ共を倒さないかきり、星たちに束の間の安息を手に入れることはない。

月「雷、心配してくれてありがとう。 でも、星の言う通りよ。 私たちが休む度、メイジによって生まれた悲劇が増えるだけよ。」

星「そう言うことだ、雷。 それに、今から町へ向かえば夜に到着するから。 メイジに奇襲を掛けられるから、月の負担も軽くに済む。」

雷「わかったよ。 月、もし疲れたら直ぐに言うだよ。 町まで運んで行くからな。」

月「ふふ、ありがどう。 でも、大丈夫よ。 さ、行きましょう」

三人が森を抜けて、町の近くにある野原に出た。
そこで、キャンプ中のメイジが居た。

雷「待ち伏せが、代わりに探す手間が省けたぜ。 メイジさんよ」

しかし、メイジはまるで星たちが見えないように自分の周りに居る動物たち遊んでいた。

雷「・・・無視が・・・ ならば、これでも食らいな!」

月「雷、まで! まだ、動物たちが・・・」

しかし、既に遅かった。 雷は月の言葉より先に手を出した。
そして、動物たちは逃げ出す隙もなく雷の攻撃で逝ってしまった。
そのあまりにも素早い攻撃でメイジは自分を守るだけだった。

メイジ「君! なんでことを・・・」

メイジはようやく、星たち存在を認識した。
だか、メイジは星たちに構わず、まだ息がある動物を探した。

雷「心配するな、直ぐ後を追いでやる。 苦しまずに一思いでっな!」

雷は再びに構えた

月「雷、危ない!」

月は他の二人より早くもメイジの行動を察したが、既に遅かった。
雷は反応する隙もなくメイジの魔法に食らってしまった。

雷「ぐ、う、動けない。 これは、捕縛の結界!」

星「雷! 貴様!!」

星はメイジが雷に集中する隙に飛び掛けた。
それを合せるように月は魔法を放った。
メイジは月と星の攻撃から自分を守る為、雷に仕掛けた結界を解除し、守護の結界を放った。

トッカンー

命中した月の魔法は爆発を起こし、メイジを視界を煙で覆う
その煙に乗じてメイジの死角をとった。

星「この間合い、もらった!」

キン

誰から見でも一撃必殺の一撃が、空中に止まった。
そう、まるで目に見えない壁に切りかかったように。
次の瞬間、星は元に居た場所に飛ばされた。
あまりにも強力の衝撃のために、メイジスレイヤーは星の手から離された。

星「馬鹿な!? メイジスレイヤーの攻撃を防げただと!」

月「そんな! まさか、こんなことは・・・」

ありとあらゆる結界を破れるメイジスレイヤーを防げる結界を放す者・・・
それはマジックマスター以外に思い付かない。

メイジ「メイジスレイヤー? これか・・・」

メイジは自分の足元にある剣を見た。
しかし、そこに剣がなかった。

雷「これで、きまりだ!!」

そう、雷はメイジが注意を逸らした一瞬でメイジスレイヤーを拾い、
そのままの体勢を利用した回転斬りでメイジに切りかかった。

キン! ・・・・ドサ。

星、雷、月「!!!」

あまりにも突然のことだった。
捕縛の結界が解けだ一瞬で、星が落したメイジスレイヤーを拾い、そのままの体勢でメイジに斬りかかった雷だか・・・
今、飛ばされたのは雷ではなく、メイジの守護の結界と衝突し、その衝撃に耐えられず、折れたメイジスレイヤーだった。

メイジ「君たちはよく頑張ったよ。 でも、残念だったね。」

今、星たちに襲うのは敗北感ではなく、限りの無い絶望だった。
メイジに対して、だった一つの武器 メイジスレイヤー は今、マジックマスターによって折れた。
今、ここに居るのはかつて、何十のもメイジを倒して勇者の一行ではなく。
全ての物理攻撃、魔法攻撃を防げる守護の結界の前に何の成す術もなく三人組だった。

メイジ「どうやら、もう戦う気は無いようね。 動物を殺めた事を大事な剣を折れた事とチャラにして、私の話を聞いてくれる?」

月「聞くもんですが! あなたたちと取引をする気はないのよ」

星「逃げろ! 月。 俺たちは何とか時間を稼ぐ、その間に逃げろ!」

雷「そうだ。 唯一魔法を使えるおまえが死んだら、もうキングタムを止める者が無くなる。 それこそ俺たちの負けた。」

月「いやよ! あなたたちを置いて逃げるなんて、私には出来ない! これから私は自分の全魔力を相手の結界にぶつける。
ほんの少しの間で、結界は消えるはずよ。 あなたたちはそのときに・・・」

星「やめろ! そんなことをしたらもう二度と魔法を使えなくなるじゃない! 死ぬかもしれないだぞ!!」

月「マジックマスターを倒せるなら、こんなものは安いよ。 二人とも、準備はいい?」

雷「・・・仕方ない、付き合ってやるぜ!」

星「・・・・・・わかった。 ・・・いくぞ! みんな!」

星たちは覚悟を決めて、体勢を立て直した。 マジックマスターを倒せるための最後の一撃を出すために・・・

メイジ「ちょっと待って! もしかして、君たちは・・・」

雷「いまさら命乞い何で無駄だぜ。 俺たちの決意をみせでやるぜ!」

メイジ「違うんだ! 話を聞いてくれ!」

月「あなたのせいで無くなった人たちの無念、晴らせてもらいます!」

メイジ「私はまだ何にもしていない。 それよりはなしを・・・」

星「問答無用! いくぞ、みんな」

メイジ「ちかうんだ!! 私はマジックマスターじゃない!!」

星、雷、月「え!」

突然の出来ことで、三人を戸惑った。

ソーサラー後補生「それに、私はメイジでもない。 ただのソーサラー後補生です。」

雷「ソーサラー後補生・・・だと、ふさげるな! ただのソーサラー後補生にメイジスレイヤーの攻撃を弾ける結界を使えるはずが無い!!」

雷の言葉は正論だった。
メイジスレイヤーは名前通り、メイジを倒すために生まれたもの。
それより格が下のソーサラーはそれを防げるはおろか、攻撃の手を緩めることさえ出来ない。
しかし、その自称ソーサラー後補生の口から更なる衝撃の事実が言い出した。

ソーサラー後補生「もし、その剣はメイジスレイヤーなら。 それを防げるのはマジックマスター様しかないかもしれません。
ですが、その剣はメイジスレイヤーではなく。 ただの魔法剣です。」

星「魔法剣だと。 じゃ、いままで俺たちが倒したメイジはなんなんだ? ただの一般人とでも言うのが!」

星の疑問はもっともだ。 
いままで彼らが倒した者は全員魔法で村を苦しめた者であって、その者たちは魔法使いであること紛れも無いの事実である。

ソーサラー後補生「君たちの噂は学園にも聞いています。 君たちが倒した者たちは魔法学園の『落ち零れ』です。
知っていると思いますが、最終試験を落ちた人は入学以来使った全ての料金を支払わないといけません。
その人たちは学費を支払った後、自分里へ帰りましたか、その中にも自分のことをメイジと名乗って、莫大の金を以って、
人々に中途半端の魔法を教えている人も居ます。 私たち学園の人もその人たちを探しています。
なぜなら、あの人たち学園の許可なしで人々に魔法を教えています。」

月「そ、そんな・・・ いままで私たちが倒したのは、一体何なの?」

星たちは魔法学園の『落ち零れ』のことについても知っている。 
もし、いままで彼らが倒した者たちが『落ち零れ』なら。
彼らはいくら努力しても、彼らが目指したマジックマスターを倒すことが出来ない。
そして現に、ただ一人のソーサラー後補生をも倒せない彼らであった。

雷「じゃ、俺たちが倒したソーサラーは? あいつらはちゃんと魔法を使っていたぜ。 如何説明する。」

ソーサラー後補生「君たちが倒したソーサラー? ・・・ああ、落ち零れから出した追い手のことですね。
前にも言ったいました、落ち零れたちは莫大の金を以って人に魔法を教えていますね。
実際、彼らが出した条件は魔法学園と同じです。 ですが、学費は学園の何倍だかよく分かりません。
でも、これだけは言えます。 彼らの元から一回で卒業できたのは十人に一人くらいです。
見せしめが無いと誰も信じませんよね。 一回で卒業できるって。」

星たちは全員言い難いの脱力感に襲われた。
自分たちがやったことは自分たちが目指した目的の差は余りにも大きい。
そのことは、目の前のソーサラー後補生から言った事実で嫌なほど知らされた

ソーサラー後補生「でも・・・ お嬢さんの魔法は何処で覚えたですが? 学園では見かけたことは無いので・・・」

月「・・・学園はいくつもあるんじゃないですか? 見知りが無いのも無理が無いの。」

ソーサラー後補生「それはそうですげと・・・ 学園の合同パーティーでも会った事は無いなんで・・・ 義務出席なのに・・・」

月はソーサラー後補生の言葉で大きな疑問を浮かべた。
合同パーティー、義務出席、自分にとってまったく聞いた事の無い単語だった。
月は今まで、自分が魔法学園でやって来た事と、見の前のソーサラー後補生の言葉を整理して導き出した結論はただ一つ。
そう、自分が居た魔法学園は実は・・・・・・・・・